1おんさ ★2014/07/20(日) 21:27:11.51 ID:???.net
わが子を1人で遊ばせるのが児童虐待? 2014年7月17日(木)15時52分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2014/07/post-3335_1.php

(本文)
娘を1人で公園に遊びに行かせた母親が逮捕されたことで、アメリカで巻き起こった「ネグレクト」議論

 サウスカロライナ州在住のデブラ・ハレル(46歳)は、9歳の娘を公園へ1人で遊びに行かせた。娘には緊急
時に母親に連絡できるよう、携帯電話を持たせた。そして3日目、誰かが娘に「母親はどこにいるのか」と尋ね
た。娘は、母親は仕事に行っている、と答えた(ハレルはマクドナルドで働いている)。

 その結果どうなったか? ハレルは「子供に対する不法行為」で逮捕され、身柄を拘束されてしまった。娘は
今、社会福祉当局に保護されている。

 この件について多くのコメンテーターは、逮捕は行き過ぎだと見ている。筆者も一市民として、警察のやり過
ぎに憤っている。9歳の娘を保護することは得策だったのか? そして自分も子供を持つ親なだけに、ハレルが
逮捕されたことに恐怖を感じている。比較的に安全と思われることをしても、それが時代遅れだったら逮捕され
るとしたら、どうやって適切に子供の世話をすることができるのだろうか。

 ペンシルベニア大学のドロシー・ロバーツ教授(法学)に、各州法が保護者の行為について詳細を規定してい
るかどうか尋ねてみた。何歳の子供をどれくらい1人で放置したら、それは犯罪だ──といった具合に。ロバー
ツはメールで次のような返事をくれた。

 簡単に言えば、アメリカ全州で児童虐待に関する法律があり、ネグレクト(育児放棄)を定義している。しか
しいずれも定義はあいまいで詳細は規定されていない。大抵の場合、ネグレクトには適切な保護監視を怠ること
が含まれている。しかし裁判官や陪審員は、何が適切な行為にあたるのかをどう決めるのか? 私が知るどの法
律も、年齢や監視の怠慢の本質について正確には規定していない。

 そして明らかに、社会的偏見が今回の逮捕の背景にはある。ハレルはアフリカ系で、そもそもハレルがこうし
た状況に陥った背景には社会階層上の要因がある。ニューヨーク誌のジョナサン・チェートは、90年代の社会福
祉改革によって、シングルマザーたちは満足に子供の世話ができないような低賃金、フルタイムの仕事に追い込
まれた、と指摘している。

 ハレルが困難な状況に置かれ、娘にとって最良の選択と考えた行為をしたことは明らかだ。しかしハレルを擁
護する意見の多くは、もしハレルが仕事をしていなかったら、9歳の子供を1人で公園に遊びに行かせることは
疑問を感じさせる行為だとも示唆している。

 子供を過剰に監視する風潮に異を唱える活動団体「フリーレンジ・キッズ」を主宰するレノア・スケナジーは、
筆者と同意見で、ブログにこう書いている。「現代の子供たちは常に危険に晒されているように感じられるかも
しれないが、私たちが夏に外で遊んでも親が逮捕されなかった時代と、安全の程度は変わっていない」

 何かを自分だけでやり始めようとする、小学校高学年の子供たちを取り巻く環境は、かつてのように正常化さ
れるべきだろう。4年生のわが子を子供だけで公園に行かせた親が全員逮捕されるなら、1972年当時の母親
はみんな捕まってしまう。